日本三景・天橋立

言わずと知れた日本三景の一つ天橋立。
そして天橋立と言えば、まず思い浮かぶのが、足を広げて股の間から天橋立を見る“股のぞき”ではないでしょうか。
この股のぞき以外にも、天橋立には「天橋立四大観」といって、4ヶ所のビューポイントがあり、見る方向によって異なる景色を楽しめます。
天橋立に来たら全部制覇したい4か所の絶景スポットをご案内します。

1.天橋立ビューランドからの眺め「飛龍観」
一つ目は股のぞきスポットの二大展望所のひとつ、文珠山山上にある天橋立ビューランドからの眺め「飛龍観」。
ここは南から北を見た眺望で、股のぞきをすることによって天地が逆さになり、まるで龍が天に舞い上がるように見えることから、「飛龍観」と呼ばれています。
天橋立ビューランドの展望台には股のぞき台も設置されているので、ぜひチャレンジしてみてください。
股のぞきはちょっと恥ずかしい・・・というあなたには「袖のぞき」がおすすめ!女性は昔、着物の袖から天橋立を逆さに見たのだそうですよ。

2.傘松公園から望む「昇龍観(斜め一字観)」
そして、もう一つの股のぞきスポットといえば、対岸の傘松公園から望む「昇龍観(斜め一字観)」。
ここは北から南を観た眺望で、股のぞきをすると龍が天へと昇るように見えることから「昇龍観」と呼ばれるようになったそうです。
見ての通り斜めに真っすぐ伸びているように見えるため、その眺望は「斜め一文字」とも呼ばれています。
傘松公園内にある新展望台「スカイデッキ」では、強化ガラス張りされたシースルーの空中廊下が設置され、地上約40mの空中散歩も楽しめます。
高いところに自信があるという方は、ぜひ試してみてください!

3.大内峠一字観公園からの眺め「一字観」
そして3つ目のビューポイントは大内峠一字観公園からの眺め「一字観」。
天橋立を南北縦に眺望する飛龍観と昇龍観に対して、一字観は西から東を観た眺望で、宮津湾と阿蘇海を横一文字に区切る天橋立を望めることからこの名が付いたそうです。
また、ここは“股のぞき発祥の地”といわれています。
園内にはコテージやキャンプ用のテントサイトなどもあり、バーベキューをしたりミニアスレチックでも遊べます。
春は桜、秋は紅葉が美しいスポットでもあります。

4.天橋立雪舟観展望休憩所から望める「雪舟観」
そして、最後の一つが「雪舟観」。
天橋立を東から西に眺望する「雪舟観」は、獅子崎稲荷神社の上にある天橋立雪舟観展望休憩所から望め、その眺めは室町時代の水墨画家・雪舟が描いた「国宝天橋立図」と構図が似ていることから「雪舟観」と呼ばれるようになりました。
ここは宮津湾も一望できる絶好のスポットです!

このように4ヶ所のビューポイントから、天橋立のそれぞれ違った表情を楽しむことができます。全スポットを制覇すれば、あなたも立派な天橋立通ですよ!

お問い合わせ先
天橋立駅観光案内所
TEL
0772-22-8030
所在地
京都府宮津市文珠天橋立公園
HP
https://www.amanohashidate.jp/
施設からの距離
車で10分