【12選】天橋立周辺の観光スポットは?付近のおすすめ観光地をマップでご紹介!

天橋立は、京都府にある「宮津湾」に位置しており、日本三景としても有名で、多くの観光客(訪日外国人含む)が訪れています。

宮津市は、京丹後や伊根と共に「海の京都観光圏」として認定されており、天橋立周辺には魅力的な観光スポットが多数存在します。

ここでは、天橋立周辺の観光スポットや、おすすめのレストラン・移動手段についてを、詳しくご紹介していきます。


天橋立の観光スポット

天橋立周辺には、景観が美しい「ビュースポット」や、由緒あるお寺など、観光名所が多数存在します。

ここでは、天橋立を観光する際に立ち寄りたい「おすすめスポット」を、1ヶ所ずつご紹介していきます。

天橋立ビューランド


画像出典:天橋立ビューランド

天橋立ビューランドは、宮津市文珠山(もんじゅさん)の山頂にあり、展望台から天橋立を一望できる遊園地です。

天橋立ビューランドには、天橋立を眺望できる「展望レストラン」や、ソフトクリームやプリンを食べられる「カフェ」があります。

また、園内には、ゴーカートやメリーゴーランド・観覧車などのアトラクションがあるので、小さなお子様も楽しむことができます。

さらに、天橋立には、有名な「股のぞき」による楽しみ方が残っており、景色を逆さまに見ることで、龍が天に舞い上がるような「飛龍観」を楽しめます。

アクセス情報
〒626-0001
京都府宮津市文珠
TEL:0772-22-1000
入園料:大人850円(中学生以上) / 小人450円(小学生)
往復のリフト・モノレール代金含む

伊根の舟屋


画像出典:伊根の舟屋とは/伊根町観光協会

伊根の舟屋は、重要伝統的建造物群保存地区として、国から指定されており、230件の舟屋が約5kmに渡って、伊勢湾沿いに軒を連ねています。

舟屋は、1階が船の格納庫で、2階を物置にしており、風情のある独特な建造物として、観光客から人気があります。

母屋は、海の反対側にある道路を挟んで、真向かいの建物となっていますが、最近では、2階部分を居住スペースにしたり、客室や民宿としても活用されています。

伊根の舟屋がある「伊勢湾」の入り口には、青島と呼ばれる無人島があるため、風の影響を受けにくい「防波堤」の役割も担っています。

伊根町には、電車が通っていないため、観光する際には、自家用車または路線バスを利用するか、遊覧船に乗って海側から見ることができます。

また、以下の宿泊施設では、宿泊者限定で、伊根の舟屋までドライブができる「観光サービス」を提供しています。

対象宿泊施設
天然温泉&プライベートSPA 瑠璃浜
MARINETOPIA THE SUITE
天橋立離宮 星音

アクセス情報
伊根湾めぐり遊覧船
大人:1,000円(中学生 13歳以上)/ 小人:500円(小学生 6歳~12歳)
幼児(小学生未満):同行する大人の人数分を無賃

天橋立ワイナリー


画像出典:天橋立ワイナリー【公式】

天橋立ワイナリーは、京都産の生ぶどう純100%に拘っており、仕込みから貯蔵までを本場「ドイツ式」の手法で行っています。

ワイナリーには、天橋立産の自社ワインが並んでいたり、100円ごとに1種(全5種)のワインテイスティングを楽しめます。

さらに、ワイナリーでは、タンク室(ガラス越し)や、地下ワインセラーの見学も可能です。

2階は、天橋立を一望できるレストランがあり、ワインショップには、ワイナリーでしか味わえない幻(発酵途中)の赤ワイン「フェダーロータ」をテイスティング(200円)できます。

フェダーロータは、アルコールの度数が2〜3%と低く、果汁からワインに変化する味を楽しめます。

アクセス情報
〒629-2234
京都府宮津市国分123
TEL:0772-27-2222
入場料:なし

廻旋橋


画像出典:廻旋橋/観光スポット

廻旋橋は、智恩寺から天橋立に向かう際、一番最初に渡る橋で、天橋立観光船が通過するタイミングに合わせて、90度旋回して航路を空けます

可動橋は、タワーブリッジ(ロンドン)など、世界中にいくつか存在していますが、数歩先という近さで見れるのは、世界的にも珍しいと言われています。

廻旋橋は、昭和35年に手動から電動に切り替わり、全長36m・可動部分27mで、正式名称は「小天橋」です。

アクセス情報
〒626ー0001
京都府宮津市文珠47
TEL:0772-22-8030(天橋立駅観光案内所)
入場料:なし

丹後一宮 元伊勢 籠神社


画像出典:元伊勢籠神社

丹後一宮 元伊勢 籠神社は、天照大神と、天照大神の食事を司った豊受大神が、伊勢神宮に遷る前に祀られていたため、元宮という意味から「元伊勢」と呼ばれています。

天照大神は、日本を旅していたので、全国各地に「元伊勢」が存在しますが、豊受大神と暮らしていたのは、籠神社だけで貴重な場所です。

その後は、天照大神が内宮・豊受大神は外宮に遷られ、伊勢神宮が日本最高位の神社として、称されるようになりました。

丹後一宮 元伊勢 籠神社の本殿は、伊勢神宮の正殿と同じ「神明造り」で、神社の建築として最も古く、特別な様式であることから、他では用いられていません。

アクセス情報
〒629ー2242
京都府宮津市字大垣430
TEL:0772-27-0006
入場料:なし

天橋立神社


画像出典:天橋立神社(橋立明神)/ 観光スポット

天橋立神社は、天橋立の中央から南に佇む神社で、別名「橋立明神」とも呼ばれ、イザナミとイザナギ(日本を作った夫婦)を結びつけた地として、恋愛成就のパワースポットとして有名です。

また、天橋立神社は、天橋立三社参りの1ヶ所であり、その他「丹後一宮 元伊勢 籠神社」と「真名井神社」を巡ると、願いが叶う(ご縁がある)とSNSなどで広がり、ブームになりました。

アクセス情報
〒626ー0001
京都府宮津市文珠643−1
TEL:0772-22-8030(天橋立駅観光案内所)
入場料:なし

眞名井神社


画像出典:元伊勢籠神社

眞名井神社は、丹後一宮 元伊勢 籠神社から、山に向かって、徒歩10分ほどの場所にあります。

鳥居前には、天村雲命(あめのむらくものみこと)と呼ばれる神様が、天上から持ち帰ったと伝わるご神水「天の眞名井の水」が湧き出ており、飲むこともできます。

天の眞名井の水は、神様に愛されるようになって「天運が上がる」と言われているため、お風呂のお水として使う人もいます。

アクセス情報
〒629ー2232
京都府宮津市中野905
TEL:0772-27-0006
入場料:なし

金引の滝


画像出典:金引の滝/観光スポット

金引の滝は、高さが約40m・幅が約20mの岩盤から落ちゆく滝を「主瀑」として、下流の「白竜(はくりゅう)の滝」と「臥龍(がりゅう)の滝」を合わせて「金引の滝」と呼ばれています。

金引の滝は、日本の滝100選の一つであり、金引きに向かって右側が「男滝」・左側が「女滝」と呼ばれ、滝壺がないため水に触れることができたり、滝行体験を行うことも可能です。

アクセス情報
〒626ー0034
京都府宮津市滝馬
TEL:0772-22-8030(天橋立駅観光案内所)
入場料:なし(協力金100円)

天橋立傘松公園


画像出典:天橋立傘松公園

天橋立傘松公園は、天橋立ビューランドの反対(北)側に位置しており、成相山の中腹にあります。

天橋立傘松公園は、天橋立ビューランドと同じく、景色を逆さまに見る「股のぞき」で、龍が天に舞い上がるように見えます。

また、天橋立は、見る場所によって、龍が天に舞い上がる景色の名称が異なり、天橋立傘松公園からは「昇龍観」と呼ばれています。

また、公園内には、カップルの映えスポット「願いの鍵(ハートの鍵に想いを込める)」や、願掛けとして人気の「願いの鐘」があります。

アクセス情報
〒629ー2242
京都府宮津市 字 大垣 75
TEL:0772-27-0032
入園料:なし(ケーブル・リフト共通券往復680円)

成相山 成相寺


画像出典:成相寺

成相山 成相寺(なりあいじ)は、悲しい伝説がある「撞(つ)かずの鐘」や、願い事が叶う「身代わり観音」として有名です。

成相山 成相寺内には、天橋立を一望できる「弁天山展望台」があり、景勝地としても観光客から人気があります。

アクセス情報
〒629ー2241
京都府宮津市成相寺339
TEL:0772-27-0018
入山料:大人:500円 / 中高生200円 / 小学生以下無料

智恩寺


画像出典:智恩寺

智恩寺は、日本三文殊(京都府宮津市:切戸文殊・奈良県桜井市:安倍文殊・山形県高畠町:亀岡文殊)の一つで、ことわざである「三人寄れば文殊の知恵」から、知恵を授ける神様として有名です。

受験シーズンには、パワースポットとして、合格祈願や学業成就を目的に、全国から学生たちが訪れます。

また、竹垣に囲まれる力石は、青年が余興や集会などで、自分の力を見せつけ合う際に持ち上げていたことから、触れると不思議な力が宿ると言われています。

力石は、大(130kg)中(100kg)小(70kg)と3つあり、持ち上げなくても、触れるだけでご利益があると、沢山の方が撫でて帰っていきます。

アクセス情報
〒626ー0001
京都府宮津市字文珠466
TEL:0772-22-2553
入場料:なし

智恵の輪 灯籠


画像出典:智恵の輪 灯籠/観光スポット

智恵の輪 灯籠は、智恩寺を抜けて桟橋に向かうと、観光船乗り場(海沿い)付近にあります。

灯籠は、別名「智恵の輪灯籠」と呼ばれ、江戸時代に船の安全を守る(龍神を呼ぶ)ため、石の輪に明かりを灯していたと言われています。

智恵の輪 灯籠には、石(知恵)の輪を3回くぐれば、文殊様から「智慧(ちえ)を授かる」との言い伝えがあります。

しかし、実際には、人がくぐるのは難しいため、知恵の輪に頭を3回出し入れしたり、周りを3周歩いたりしているようです。

智恩寺を訪れた際には、智恵の輪 灯籠にも立ち寄って、合格祈願をしたりする学生が多いです。

アクセス情報
〒626ー0001
京都府宮津市文珠468
TEL:0772-22-8030(天橋立駅観光案内所)
入場料:なし

天橋立周辺を観光する際の交通手段

ここまでは、天橋立を観光する際に立ち寄りたい「おすすめスポット」について、詳しくご紹介してきました。

ここからは、天橋立周辺を観光する際に役立つ「交通手段」を、わかりやすく解説していきます。

天橋立観光船


画像出典:天橋立観光船 / 天橋立へ行こう!(丹後海陸交通)

天橋立観光船は、宮津~天橋立~一の宮の区間を運航しており、観光する際に欠かせない交通手段です。

観光船は、文珠地区(南側)と府中地区(北側)を片道約12分(徒歩約50分)で繋ぎ、両岸にある松並木が防風林となっているため、風に左右されにくく穏やかな船旅を楽しめます。

天橋立観光船からは、カモメの餌やりも人気で、チケット売り場では「かっぱえびせん」を販売しています。

〜〜〜〜乗り場〜〜〜〜
宮津桟橋
〒626ー0012
京都府宮津市浜町3021
TEL:0772-22-3231

乗車賃
宮津桟橋~天橋立桟橋
片道大人:500円 / 小児250円
往復大人:900円 / 小児450円

宮津桟橋~一の宮桟橋
片道大人:1,200円 / 小児600円
往復大人:2,000円 / 小児1,000円

天橋立桟橋(文珠地区南側)
〒626ー0001
京都府宮津市文珠466
TEL:0772-22-2164

乗車賃
天橋立桟橋~一の宮桟橋
片道大人:700円 / 小児350円
往復大人:1,200円 / 小児600円

宮津桟橋~天橋立桟橋
片道大人:500円 / 小児250円
往復大人:900円 / 小児450円

一の宮桟橋(府中地区北側)
〒629ー2242
京都府宮津市大垣118−1
TEL:0772-27-0023

乗車賃
天橋立桟橋~一の宮桟橋
片道大人:700円 / 小児350円
往復大人:1,200円 / 小児600円

宮津桟橋~一の宮桟橋
片道大人:1,200円 / 小児600円
往復大人:2,000円 / 小児1,000円

自転車


画像出典:京都海道

天橋立周辺には、サイクリングロードがあるため、観光する際の交通手段として、自転車に乗る方も多くいます。

サイクリングコースには、天橋立周辺をはじめとし、電車が通っていない「伊根の舟屋」など、おすすめの観光スポットがあったり、ご当地グルメも堪能できます。

天橋立は、全長3.6kmあるので、徒歩の場合は片道約1時間かかりますが、自転車なら約20分で渡り切れます。

レンタルサイクルは、市内の至る所で貸し出ししており、スピードが出る電動アシスト自転車「E-BIKE」もレンタルできます。

道の駅「海の京都 宮津」内の宮津市観光交流センターでは、天橋立ビューランド+レンタサイクル1日乗り放題チケットが、大人(中学生以上)1,000円・子供500円で販売しています。

電車(天橋立駅)


画像出典:天橋立(あまのはしだて) / 京都丹後鉄道(丹鉄/TANTETSU)

天橋立駅は、天橋立に一番近い駅で、平成27年5月22日に、駅舎と駅前広場がリニューアルされました。

駅舎は、日本らしさのある「和」のテイストを外装・内装に取り入れており、トイレもバリアフリーになりました。

天橋立駅は、宮舞・宮豊線や特急の「はしだて」と「たんごリレー」が停車するため、丹後観光の拠点駅となっています。

路線バス


画像出典:路線バス / 丹後海陸交通株式会社

路線バスは、天橋立傘松公園から成相山 成相寺に行く際や、伊根の舟屋を観光する際におすすめです。

丹後海陸交通は、京丹後市・宮津市・与謝野町・伊根町内エリアのみ、200円を上限にして運行しています。

車(レンタカー)

天橋立周辺は、駐車場が多く、出入りする際のストレスも比較的少ないことから、レンタカーで観光する家族連れも多いです。

また、各駐車場の相場は、1日あたり600円前後なので負担も少なく、ガソリンを入れると無料になるところもあります。

天橋立を観光する際の周辺レストラン

ここまでは、天橋立周辺を観光する際に役立つ「交通手段」について、詳しくご紹介してきました。

ここからは、天橋立を観光する際におすすめしたい「周辺レストラン」を、お伝えしていきます。

AmaDining


画像出典:アマテラス / 天橋立へ行こう!(丹後海陸交通)

AmaDiningは、府中駅からケーブルカーで上がったところにあって、1階には、売店やお土産コーナーに併設したカフェ「AmaTerrace」があります。

AmaDiningは、その2階にある展望レストランで、天橋立の景色を存分に堪能することができます。

ここでは、新鮮な海の幸を用いた「季節限定ランチ」や、人気の「しらす丼」を楽しめます。

他にもメニューには、ホットケーキや地ビール、小さなお子様向けのキッズメニューもあります。

レストラン情報
〒629ー2242
京都府宮津市 字大垣75
TEL:0772-27-0898

Café du pin 千歳


画像出典:Cafe du Pin 千歳 – 食べる / 天橋立観光協会

Café du pin 千歳は、店名にフランス語で「松」という意味がある「pin」が入っているように、運河に沿った大きな窓に広がるのは、天橋立の松並木です。

窓からは、松並木の他にも、廻旋橋や遊覧船を眺めながら、非日常の時間を過ごせる「癒しの空間」になっています。

レストラン情報
〒626ー0001
京都府宮津市文珠468
TEL:0772-22-1313

富田屋(とんだや)


画像出典:【とんだ屋】

富田屋は、宮津駅から徒歩1分の場所に位置し、地元民からも愛されている有名な食事処で、開店早々から満席になる人気店です。

予算としては、1000円前後で新鮮な海鮮料理(刺身)に、味噌汁や小鉢もついているので、リーズナブルな価格帯になっています。

レストラン情報
〒626ー0041
京都府宮津市鶴賀2066−56
TEL:0772-22-0015

つるや食堂


画像出典:つるや食堂 / 天橋立

つるや食堂は、丹後一宮 元伊勢 籠神社の裏参道沿いにあり、天橋立を望みながら食べられる「創作どんぶり」は人気です。

お食事は、つるや食堂でしか食べられない工夫がされており、宮津湾の新鮮なお刺身(アカモク・バイ貝・白イカ・アオリイカ・ヤリイカ)を中心としたメニューになっています。

レストラン情報
〒629ー2232
京都府宮津市中野848
TEL:0772-27-0114

まとめ

天橋立周辺は、美しく趣のある自然を楽しむことができたり、パワースポットとして有名な神社巡りができます。

天橋立周辺は、映えスポットも多いため、日本人のみならず海外の観光客にも人気があり、海が近いことから、新鮮な海の幸がとても美味しいです。

さらに、天橋立周辺には、リゾートホテル・旅館・民宿など、旅行スタイルに合わせた宿泊施設が存在するため、日帰りのみならず、一泊旅行としても人気があります。

特に、リゾートホテルは、カップルや家族旅行にも人気で「天然温泉&プライベートSPA 瑠璃浜」「MARINETOPIA THE SUITE」「天橋立離宮 星音」では、幻の「間人蟹」を食べることができます。

また、各施設では、近隣観光地へのバスツアーや、送迎サービスも行っているため、天橋立を余すことなく楽しむことができます。

ぜひ一度、大自然の中にある「贅沢なプライベート空間」を、楽しまれてみてはいかがでしょうか?